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高木浩光さんへ、しっかりしてください[セキュリティ]

2012-08-30

http://d.hatena.ne.jp/mala/20120830/1346309790

技術者としての良心に従ってこの記事を書きます。


単に誤解でした、勘違いでした、知識不足による間違いでした、
で済む問題であれば、ちゃんと訂正すればいいのではないですか。
妄想憶測で語られていたことや「可能性がある」といって語られていたことが、
やがて既成事実化して語られてしまう。それはRTするより前に、
まずは正しい事実を周知させることを優先すべきなのではないですか。


たぶんこの部分が良心のコアのなんだろう。

もうずっと心のなかで引っかかっている。
公開の場で主張すべきことを今まで主張してこなかったことを悔いている。
目の前でいじめが行われているのを近くで見ているのにそれを制止できない、
してこなかったような、本当にそういう心境になっている。


発言にもコストがかかる。

恐れ多くて誰も口に出せない、絡んでも得をしない。目立ちたくない。
いわゆる高木信者と呼ばれるような人たちから、
こいつはプライバシーを軽視する人間に違いないとレッテルを貼られ、
集中砲火を浴び、そうやって当事者や中の人が情報発信できなくなってしまう。
情報発信がされないことで、より一層、技術を理解する人と理解しない人の
間での認識にズレが生じて、悪循環になってしまっている。


とくにこういう状況だと発言したくても、すぐには発言できなくなる。
こういう状況を作るのは周囲も悪いんだと思う。
そういう意味では私も技術者の端くれとして、
検証も充分せずにずいぶん勝手なことを書いている。
反省しなきゃいかんのだろうな。

ただ、発言するにあたって、発言コストは意図的に下げ続ける努力だけは、
し続けなきゃいけないんじゃないかという気はする。
真面目なことを、神妙に語るのも良いけど、もうちょっとおちゃらけても
良いんじゃないかな、とも思う。
ふざけてる、と取られても、その感情の動きによって、より良い方向に
進めるのであれば、そのほうが良いのではないかと。
mala さんは大好きなんだけど、昔のほうが軽くて好きだった。
でもまあ、軽く生きる、ってのは相当つらいのよね。
間違いの拡散の怖さってのはたしかにあるし。
デマは人を殺すこともあるし。
なんつうか、まあ、時々飲んで騒ぐのは大事じゃないかと思うよ。


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