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RDBMS / OODBMS / XMLDBMS の特徴と選択のポイント[computer]

2005-05-19

RDB/OODB/XMLDBで比較する永続化設計
http://www.atmarkit.co.jp/fdb/rensai/javadb04/javadb04_1.html

まとめると以下のような感じかな。

速度面:
RDB > OODB > XMLDB

開発言語の選択肢:
RDB > OODB > XMLDB

データ構造の柔軟性:
RDB < OODB < XMLDB
OODB は開発言語で定義したオブジェクトをそのまま格納できる。
スキーマの定義が特にいらない。
XMLDB は非定型のデータも格納できる。

変化への耐性:
RDB < OODB < XMLDB

OODB の考え方:
オブジェクト指向の「手続きとデータは一体」という思想と一致。
開発言語、アプリケーションとの親和性が高い。
RDB におけるデータ独立性の考え方とはちょっと違う。

XMLDB を使う際の問題:
多くの言語は不定形データを扱うのは得意じゃない。
データの利用には普通はなんらかの前処理(バインディング)が必要。

役割り分担例:
RDB --> 勘定系 (定形で単純、大量のデータ、変化があまりない)
OODB --> 業務系 (定形で複雑なデータ、変化も多少ある)
XMLDB --> 情報系 (不定形なデータ、変化も多い)

Referrer (Inside): [2006-07-20-5]

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